太陽光発電システムとは?





よくソーラー温水器と間違う方がいますが、ソーラー温水器は太陽の熱エネルギーで水を温めて、お湯を作るシステムで電気は作りません。太陽光発電システムは太陽のエネルギーを太陽電池によって家庭で使用できる電力に変換し、供給するシステムです。日射が入射した時に、光の日射強度に比例して発電します。太陽光が当たり続ける限り無限に電機を発生し続け、害となるような物を生じないクリーンなエネルギーです。ちなみに、太陽光発電システムを『PVシステム』などと言われることがありますが、PVとは『Phovoltaic(フォトボルテック)光起発電』という意味です。






発電の仕組み

太陽電池は、P型半導体とN型半導体という2種類の半導体を使って電気を起こします。
1.太陽電池に太陽光が照射、吸収されると、プラスの電荷を持った正孔(+)とマイナスの電荷を持った電子(-)の対が発生する
2.発生した電子(-)と正孔(+)は太陽電池の内部を自由に動き回れるが、P型半導体とN型半導体の接合面までくると。電子(-)はN型に、正孔(+)はP型に引き寄せられる。PN接合面は一方通行になっている為、一度引き寄せられると戻ることができない。
3.電子(-)はN型半導体部分に、正孔(+)はP型半導体部分に集まる。光を当て続けると表面(N型)には負(-)の電気が、裏面(P型)には正(+)の電気が発生する。(N型とP型の間に起電力(電圧)が生まる)表裏面に電極を備えて、豆電球のような負荷をつなぐと、P型電極から電気が流れだし、豆電球を通してN型電極へと電気が流れる。